お知らせBLOG
2021年9月9日10:51 AM [お知らせ]
目次
山や森の保全に興味のある方、興味はあるけれど、必要となる資格や知識が多くて尻込みしている方に朗報です。
滋賀県では県内の森林・林業従事者の育成に力を入れており、2019年に人材育成機関『滋賀もりづくりアカデミー』を発足しました。
私ども、関中建設技術センターも『滋賀もりづくりアカデミー』さんの取り組みに協力をしております。
こちらの新規就業者コースでは、これから新たに林業への就業を目指す方を対象に研修を行うもので、森林・林業についての基本的な知識や技術を習得し、森林での作業を安全に行える人材を育成することを目的としています。
講習内容は非常に豊富で、森林・林業の現状などの知識講義、伐採や加工だけでなく、原木市場現場の視察、チェーンソーや土木機械の実技・資格取得、作業実習を行います。さらに実際に田舎で暮らす体験など、多岐にわたる充実した講習内容を約4ヶ月かけて学びます。
それだけではありません。研修終了後の就業に関して、滋賀県林業労働力確保支援センター等の機関と連携し就業相談を行うなど、その後についてのサポートまでしっかりと行っています。
受講料はテキスト、服装・装備、保険料、資格取得等にかかる実費以外は、すべて無料です!
これだけの充実した内容にも関わらず、費用の負担を実費のみとしていることから、滋賀県が県内の森林・林業従事者の育成にどれだけ力を入れているかがおわかり頂けるかと思います。
滋賀県が森林・林業従事者の育成に力を入れていますが、それは何故でしょうか。
戦後、植栽した人工林がいよいよ伐採可能な時期を迎えていますが、伐採・利用が十分に進んでいません。
また、間伐などによる保全整備が必要な森林もまだ多く残っています。
自然災害によって起こった倒木処理の対応も毎年求められています。
こういったこともあり、滋賀県では年々林業に関する需要は増えていっているのです。
その一方で、従事者の高年齢化や後継者不足に悩まされているのが現状なのです。
今、林業を受け継いでいく人が、何より必要とされています。
この状況を打破するために、滋賀県として育成に乗り出したのです。
こういった経緯から、滋賀もりづくりアカデミーでは、「新規就業者コース」として、年に2回研修を実施しています。
関中建設技術センターもこちらの取り組みに協力をさせて頂いております。
「新規就業者コース」は、森林・林業の業務を担うために必要な知識や技術の習得を行う「林業編」と田舎暮らしをインターンシップにより体験する「田舎暮らし編」から構成されています。
森林・林業に関する基本的な座学や演習のほか、チェーンソーやバックホウを使った基本的な実習を行います。
労働安全、林業経営、造林、特用林産、機能保全、林業機械、林産、森林保護など
「農業コース」、「大工コース」、「林業コース」、から選択し、受け入れ先の森林組合やNPO等の活動団体で、地域に根差した職業体験や、田舎暮らしを実践し、多様な技術や暮らしの知恵を学びます。
伐木の業務にかかる特別教育
刈払い機作業の従事者安全衛生教育
小型車両系建設機械特別教育(3t未満):こちらは当センター(関中建設技術センター)にて行います。
普通救命講習
滋賀県が県内の森林・林業従事者の育成のために発足した機関『滋賀もりづくりアカデミー』による「新規就業者コース」のご案内
対象:これから新たに林業への就業を希望される方
期間:約4ヶ月
前期:6月~9月
後期:10月~翌年2月
目的:林業の現場作業が安全に行える人材、山村に新たな活力を与えてくれる人材の育成
開催場所:滋賀県林業普及センター(滋賀県野洲市北桜)、関中建設技術センター(滋賀県彦根市里根町)ほか
交通:自家用車の駐車場あり
参加資格:50歳未満の方で林業への就業の意志のある方
応募方法:まずはお電話か、メールにてお問い合わせください
主催:滋賀もりづくりアカデミー事務局
担当者:水田
住所:滋賀県野洲市北桜978-5(滋賀県林業普及センター内)
電話番号:077-584-4711
URL:滋賀もりづくりアカデミー(https://kenshu7.wixsite.com/shigamori-academy)
:滋賀県庁の案内ページ(https://www.pref.shiga.lg.jp/kensei/koho/e-shinbun/bosyuu/317883.html)
E-mail:kenshu@shigamori.or.jp
ご興味のある方は、ぜひお問い合わせ下さい。
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